私が実際にあった不正利用を紹介します。同じような名目で引き落としがあった方は、一度確認してみてください!
不正利用の実例
私の場合写真のように、「GOOGLE*TIKTOK LIVE利用国GBR」と表示され引き落としがありました。この2件以外にも、170円の引き落としが別の日に2回ほどあり、カード会社に連絡をしてカードを停止し、再発行の手続きを行いました。
そもそもTikTokを利用していないし、TikTokって有料コンテンツなの?と不思議に思いました。今回は家族カードでの引き落としだったのですが、家族にも思い当たることが無かったのでカード会社へ連絡しました。
不正利用のイメージは、高額な身に覚えのない引き落としがあると思っていたので、数百円程度の額だと不正利用なの?と最初はあまり不安に思っていませんでした。明細を細かくチェックしないと、見落としてしまう方も多いのではないかなと思います。
不正利用の原因
スキミング
スキミングはクレジットカードの磁気情報を不正に入手し、偽造のカードを作る手口です。
スキマーと呼ばれる読み取り装置を使いカードの情報だけを抜かれるので、不正に使われるまで気が付かないことが多いです。スキマーは磁気タイプのカードの情報を読み取るので、ICカードにするなどの対策を取りましょう。
フィッシング
フィッシング詐欺は、金融機関やカード会社を装い、利用者からクレジットカードの情報、銀行口座の情報などを騙し取る手口です。
「ウイルスに感染しました」、「カードの有効期限が近づいています」、「商品券が当選しました」などの文言で誘い、URLをクリックさせ偽のサイトへ誘導し個人情報を抜き取るといったものです。むやみにURLをクリックしないようにしましょう。
盗難によるなりすまし
なりすましは、第三者が不正に入手したクレジットカードを、所有者になりすましてカードを利用する手口です。
飲食店で上着を椅子にかける、電車等で寝てしまったときなどに盗難にあうようです。クレジットカード等の貴重品は、肌身離さず身に着けておくようにしましょう。
出会い系サイト
出会い系のサイトの利用で、サイト内で使えるポイントを購入させ、その際登録したクレジットカード情報が盗み取られる手口です。
利用者が訴えにくく、詐欺の立証が難しい手口なので、クレジットカードを登録する際は、本当に大丈夫なサイトかもう一度確かめてください。
ネットショッピング
ネットショッピング詐欺は、ネットショップで商品を購入したのに、商品は届かず業者とも連絡が取れなくなりカードの情報が盗み取られる手口です。
この場合ネットショッピングのサイト自体が架空であったり、在庫のないものを販売しています。日本語の表現が不自然だったり、商品が相場より異常に安いなどは怪しいので注意しましょう。
漏洩
ECサイトから個人情報等が流出してしまうこともあります。
セキュリティが弱いサイトが外部からハッキングされ、顧客の情報を盗まれたりするので、買い物の際は、大手のサイトを使うなどの対策をしましょう。
不正利用の確認
利用明細の利用日と金額を確認
クレジットカードの利用明細に書かれている日付が正しいか、確認しましょう。ただ、利用日と日付が違っていても、店舗によっては処理に時間がかかり決済した日からずれることもありますので、その点は注意してください。カードを利用するたびに通知が届くようなアプリもあるので利用してみるといいと思います。
家族が利用していないか確認
家族カードをつくっている場合、家族カード分の利用明細は本カードの請求に含まれます。自分に身に覚えがなくても家族が利用していた、というケースが多々あるそうなので必ず確認しましょう。
利用店舗名と支払先名の確認
利用明細に覚えのない店舗名が記載されていると、不正利用を疑いますが、店舗によってはカード会社に登録されている店舗名と、実店舗名が異なり、経営会社などになっているケースがあります。利用した覚えのない店舗名があったら店舗のサイトなどで確認しましょう。
自動更新サービスを利用していないか確認
利用したサービスが自動更新されたことにより請求される可能性があります。初年度無料などのサービスは、解約を忘れがちですので注意しましょう。
これらを確認したうえで、いずれも該当しなかったら、不正利用を疑いましょう。
不正利用にあったら
カード会社に連絡
不正利用とわかったらできる限り早くにカード会社へ連絡しましょう。カードの利用を停止してもらい、繰り返し使われ被害が大きくなるのを防ぐためです。カード会社は本当に不正利用かを調査してくれます。不正利用と判断されると補償をしてくれます。
カードの再発行
不正利用と判断された場合カードは無効となり再発行できます。ただ、不正利用と判明しなくても不安を感じるのであれば再発行は可能なので、カード会社に利用を停止してもらうのと同時に、再発行してもらうのが良いと思います。
警察へ連絡
カード会社が不正を認めた際、補償を受けるためには、警察への被害届けが必要となるので、忘れずに行いましょう。被害届が受理されると受理番号がもらえるので、番号をカード会社へ共有しましょう。
不正利用を防ぐには?
カードに署名
署名欄のあるクレジットカードの裏面には、必ず自筆でサインしましょう。サインのないカードが盗まれた場合、第三者が勝手にサインをして利用してしまうことが考えられます。サインがあれば、第三者が利用しようとする際に、サインが異なるので不正利用の抑止ができます。
また、カードを不正利用された際、裏面にサインのないカードは補償の対象外となる場合もあるので、確実に補償を受けるためにも忘れずにサインをしておきましょう。
利用明細を確認する
クレジットカードの利用明細は定期的に確認しましょう。第三者がクレジットカードを利用しても、利用明細には乗ります。明らかに身に覚えのない利用履歴にがあれば不正利用が疑われるので、カード会社へ連絡しましょう。
紙の明細書は確認できるまで時間がかかり、長期に利用されてしまう可能性があるので、Web明細書を利用することをおすすめします。
安全なサイトか見極める
クレジットカードの番号を入力する際には、安全なサイトであるか確認しましょう。
・URLがhttps://であるか、sのないサイトだと暗号化されていないため危険です。(sがついていても絶対安全というわけではないです。)
・サイトの日本語が不自然だったり、文章に誤字がないか。
・URLにスペルミス、大手企業のURLに似ているが文字列が異なるなどはないか。
最後に
私の場合は、クレジットカードの利用があるとアプリで通知が来るようになっていたので、すぐに気が付き被害は大きくなかったです。クレジットカードは便利ですが、利用するのが少し怖くなりました。この情報が誰かの役に立てば幸いです。
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